WIMAXなどのポケットWIFIを使うとき、たくさんの種類のルーターから自分好みのルーターを選ぶことができます。
大きさ、重さ、バッテリー容量、通信速度など、ルーターにはそれぞれ特徴があります。
しかし、どんなときもWIFIでレンタルされるポケットWIFIルーターは1種類だけ。
『U2s』というルーターです。
サービス提供開始当初は『U2s』という端末名のルーターが提供されていましたが、現在は『D1』という端末名のルーターが送付されていきます。端末名が改名されただけで、性能は『U2s』と『D1』で全く同じです。
1種類しかないのでどれが良いか迷わないというメリットがある反面、不満があっても別のルーターを使うことができません。
この記事では、どんなときもWIFIでレンタルされるルーター『U2s』について詳しく説明していきます。
目次
U2s(D1)の基本性能
バッテリー | 3500mAh |
最大連続通信時間 | 12時間 |
大きさ | 12.7×6.6×1.4cm |
重さ | 151g |
通信速度 | ダウンロード:150Mbps
アップロード:50Mbps |
同時接続台数 | 5台 |
バッテリーは3500mAhの大容量!最大連続通信時間12時間
U2s(D1)のバッテリーは3500mAhと大容量で、最長12時間の連続通信が可能です。
12時間というと1日バッテリーが持たないんじゃない?と心配になるかもしれませんが、あくまでも『連続通信時間』が12時間ということです。
インターネットに接続していない場合(待受状態の場合)はバッテリーはそれほど消費しませんので、12時間どころか余裕でそれ以上持ちます。待受時間について公式データはありませんが、同程度のバッテリー容量のポケットWIFIルーター『W06』は3000mAhのバッテリーで連続待受け時間は約800時間とされていますので、U2sも同程度の連続待受け時間が期待できます。
これだけバッテリーがあれば1日中余裕で使えます。それでもまだ心配な場合は、モバイルバッテリーを使うとより安心して外出先でもインターネットが使えるようになります。
大きさ、重さはスマホと同じくらい
U2s(D1)の大きさは、12.7×6.6×1.4cm
スマホと同じか若干小さいくらいの大きさです。ただ、厚さが1.4cmとちょっと厚めのサイズです。重さは151gと、これもスマホと同じくらい。
スマホと同じくらいの大きさ・重さなので、U2sは特別大きいルーターという訳ではありません。
しかし、最近のモバイルルーターは小型のものが多いので、最新のルーターと比べると若干サイズが大きいのが気になるところです。
サイズの大きさと引き換えに、上記のとおりバッテリー持ちが優れているということですね。
同時接続台数は5台だけ
U2sに同時接続できる端末は5台だけです。
これはポケットWIFIルーターの中でも特に少ない。普通のポケットWIFIルーターであれば通常10台くらいは接続が可能です。U2sはその半分以下の5台。家族みんなで使ったら足りなくなる可能性もあり、どんなときもWIFIの大きなデメリットです。
どんなときもWIFIの同時接続台数については、詳しくは次の記事もご覧ください。
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U2s(D1)の外観
U2s(D1)の表面と裏面
ルーターの表面と裏面です。大きさ比較のため500円玉を乗せてみました。
ルーターの角ところがピョコっと出ているのは、ストラップを付けるためです。ピョコっと出ているところには穴が開いており、ストラップを付けることができます。
最近のモバイルルーターでは珍しくディスプレイが付いていません。シンプルな作りで操作性は劣りますが、その反面バッテリーの節約には役立っています。
U2s(D1)の側面
今度はU2s(D1)の側面です。同様に500円玉を乗せてみました。
U2sのルーターにはストラップホールが付いています。上記画像の右側に見える穴がストラップホールです。ストラップを付けておけば落下防止にも役立ちます。
逆側の側面には電源ボタンが付いています(赤マル部分)。このボタン1つだけでルーターを操作します。
故障すると高額な弁償が必要!大事に使うなら専用ケースを使うと安心
どんなときもWIFIのルーターはレンタルですので、解約時にはルーターを返却する必要があります。もしルーターが壊れている場合は弁償となる可能性があります。その額なんと1万8000円・・・。えらい高額ですので、出来るだけ傷付けないよう大事に使いましょう。
傷付けるのが心配なときは専用のケースを使用することをオススメします。
関連【100均でもOK!】どんなときもWIFI「D1(U2s)」にはケースがあると安心
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U2s(D1)の操作方法
U2sの操作方法はとっても簡単です。なにせボタンが1つしかありませんから。普通に押すか、長押しするか、操作方法はその2択しかありません。
操作が簡単な代わりに、ルーターでできることは次の3つだけ
- 電源のオン・オフ
- 電池の残量確認
- 電波状況の確認
電源のオン・オフ
ボタンを長押しすると電源のオン・オフができます。
電池残量の確認・電波状況の確認
ボタンを普通に押すと電池残量の確認と電波状況の確認ができます。
U2sにはディスプレイが付いていませんので、4つのランプが点灯して電池残量・電波状況が表示されるだけです。
なので、ザックリとした内容しか分かりません。
圏外になると電波マークが点滅します。
確かにディスプレイが付いているとルーターでより詳細な情報の確認ができますが、その分バッテリー消費が増えます。U2sはザックリと情報の確認ができませんが、バッテリー持ちという点では優れています。
詳細データを取るか、バッテリー消費を取るか、一長一短です。
どちらが良い・悪いということはありませんので、好みの問題ですね。
U2s(D1)の特徴
そのまま海外でも使える!
どんなときもWIFIのメリットの1つでもありますが、特別な設定なしでそのまま海外でも使えます。
通常、海外でポケットWIFIを利用をする場合は特別な申し込みなどをする必要があったり、そもそも海外では使えなかったりするのですが、どんなときもWIFIならそんな申込など不要でそのまま海外でも使うことができます。楽チンです。
ただ、高速通信容量が1日1GBなど国内で使う場合と異なる制限がかかりますので注意が必要です。防護機能をオンにするなど若干の設定も必要になります。
どんなときもWIFIの防護機能については次の記事もご覧ください。
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SIMカードを入れるスロットはあるけどSIMカードは不要!
U2sにはSIMカードを入れるスロットが2つ付いています。
なので、SIMカードを入れたら通信できるのかな?と思ってしまいますが、SIMカードを入れても反応してくれません。SIMスロットは無視です。
そもそも、どんなときもWIFIのクラウドSIMという仕組みでネットに接続しますので、SIMカード自体が不要となっています。最先端の仕組みです。
バッテリー交換はできない。ルーター自体の交換となる
U2sはバッテリーの取り外しができません。そのため、バッテリーが弱ってきてもバッテリー交換ができません。新しいバッテリーにしたい場合は、1万8000円を支払い、ルーター自体の交換ということになります。
U2s(D1)を使ってみて気になるポイント:発熱がスゴイ
U2sを使っていて気になるポイントが発熱です。かなり熱くなります。
通信していないときは大丈夫なのですが、動画再生などでずっと通信をしている状態だとグングン温度が上がります。触れないほどの熱さではありませんが、ちょっと大丈夫かなぁと心配になるくらいの熱さです。
高温になるとバッテリーが劣化しますので、ルーターを長持ちさせたいなら上手に放熱をしながら使う必要があります。
また、気のせいかも知れませんが、高温になっているときは通信状況があまり良くない気がします。何だか通信速度が落ちた?と感じてしまいます。
U2s(D1)まとめ
U2sのメリット・デメリット
- ボタン1つだけなので操作がとっても簡単。反面、ルーターで出来る操作が少ない。
- ディスプレイが無い代わりにバッテリー持ちが良い。反面、情報量が少ない。
- 同時接続台数が5台だけ
- 連続通信していると発熱が気になる
どんなときもWIFIで使えるモバイルルーターは『U2s(D1)』の1種類だけ。
1種類しかありませんので、どれが良いのかな?と迷う心配がありません。選べるのはグレーかゴールドの色だけです。
バッテリー持ちが良いというメリットがある反面、サイズが若干大きめで同時接続台数も5台だけというデメリットもあります。
好みはあると思いますが、ポケットWIFIルーターとして十分な性能がありますので、普通に使う分にはまず問題は無いルーターだと思います。